妊娠線の初期症状

妊娠線の初期症状は気づかない?

妊娠線の初期症状は、妊娠中の変化や他の症状と捉えられてしまい、気づきにくい傾向があります。初期症状を見逃さず、ケアを行いましょう。

初期症状その1:肌の乾燥と痒み

妊娠すると、妊娠前とは肌の状態が変化します。ホルモンの変化などから、肌が乾燥しがちになることも多く、今までトラブルがなかった健康な肌の人でも何かしらのトラブルが起きることがあります。

肌が敏感になり、今まで肌の栄養や維持に回っていた分がお腹の子どもにむけられるため、より外部・内部からの補助やケアを行う必要が出てきます。

特に乾燥により肌の保護機能が落ちると、ちょっとの摩擦ダメージでも痛みや痒み、赤みの発生に繋がることがあります。

皮膚自体が硬く、伸縮性が悪くなるので、亀裂が入りやすく妊娠線ができる恐れがあります。

初期症状その2:湿疹

妊娠性湿疹や、妊娠後期には妊娠性痒疹(PUPPP)と呼ばれることがある妊娠中に出る湿疹があります。

この妊娠性湿疹は免疫の防御機能から出るため、体質によってできやすい人やできにくい人がいます。

主な症状では、お腹や胸、足の付け根などに赤みや痒みを伴う湿疹が出ます。

痒みに耐え切れず、ひどく掻いてしまうと皮膚にダメージが与えられて出血・色素沈着・赤黒い傷跡・妊娠線など見た目に影響が残ることがあります。

肌の保護機能が下がっているので、過剰な負担をかけないようにしましょう。

初期症状その3:お腹や胸の張り

妊娠で腹が大きくなってくると、お腹の重みが増して、重さと大きさに皮膚が引っ張られます皮膚にかなりの負担がかかっているので、重さや負担により中の真皮層が裂けてしまうことがあります。

その際は、皮が張り詰める感覚と、チリチリした痒みを感じることが多いです。妊娠線ができると、最初は内出血で赤黒い色をしてかなり目立ちますが、1年程度経過すると白い線になります。

皮膚が引っ張られる箇所にできるので、白い線が目立ちそうな部分や引っ張られている感覚が強い部分は入念にケアしましょう。

妊娠線の兆候はあった?ママの体験談

肌が敏感になりすぎる【26歳/混合肌】

今までなんともなかったのに、化繊の服やちょっとの締めつけで赤くなったり痒くなったりしました。

肌が敏感になっているんだなと保湿クリームを使っていたのですが、それでも、お腹が大きくなるにつれて肌を引っ張るようなピリピリ、チリチリとした感じがありました。

湿疹まで出るころには、寝ている間にも掻いてひっかき傷になっていました。胸とお腹の両方に妊娠線が残って、本当に泣きそうです。妊婦だから薬もあまり使えないし、もっと最初でケアしておけばよかったです…。

肌トラブルがないタイプでもできた!【28歳/普通肌】

今までアレルギーもなかったのもあり、肌トラブルは心配していませんでした。それが、いざ妊娠してみたら、お腹が大きくなり始めてるころあたりから、お腹が痒くなってきました。

さらにお腹が大きくなったら、湿疹まで出てきて、我慢できずに掻いてしまっていました。出産後は、ばっちりお腹の下に妊娠線ができていました。

妊娠の乾燥対策は今までと一緒はダメ【30歳/乾燥肌】

元々乾燥肌で保湿は徹底していたつもりなのですが、肌の調子が妊娠から一変しました。

普段のケアでは足りないのかすぐ乾燥して痒くなり、掻いては悪化の繰り返しになりました。コットン100%の下着に替えて痒み対策したものの、結局、妊娠線は残りました。

痒みから進むと皮がむける症状があったので、最初でケアが大事なのかもしれません。

掻きむしると色素沈着や湿疹原因になる

痒みを感じると掻いてしまいたくなるものですが、掻くことによって、さらに痒みの神経が刺激されてさらに辛い痒さを感じてしまいます。

また、爪や手指で肌表面に傷がつき、細菌などが入り込んで余計に炎症が悪化して湿疹が出る恐れや、色素沈着が起こることもある恐れもあるので、掻かないように対策を取るようにしましょう。

表面を軽く冷やしたり、指で軽く押したりすることで痒みを悪化させずに済みます。その他できる事前対策について次の項で紹介していきます。

妊娠線ができる初期症状!痒みを和らげる方法

乾燥・肌バリア機能の低下・刺激・新陳代謝の機能低下・血行不良・蒸れや汗などが、痒みに繋がります。「辛い痒みを何とかして抑えたい、でも薬は使いにくい」のが妊婦にとって辛いところですね。痒み対策におすすめの対処をご紹介。

乾燥対策

・風呂の温度は38度前後

高い温度のお湯を使うと、皮脂や油分が大量に失われます。肌の水分を保護する油分が失われることで、入浴後の肌は急速に水分を失って乾燥します。熱で痒みが悪化することがあるので、38℃程度のぬるま湯での入浴がおすすめです。

・保湿クリームやボディミルク・オイル・妊娠クリームを使う

風呂の後、タオルで水を吸い取り、化粧水やボディミルク、保湿クリーム、保湿オイル、妊娠クリームなどを使って保湿します。肌に合う浸透率の高いものを選びましょう。

新陳代謝・血行

・お腹を冷やさない

ミニスカートやへそ出しファッションなどで腹・腰を冷やすと、その周辺の血管が収縮して血行が悪くなります。

冷え対策としては、お腹や腰を覆う肌着や腹巻きを使い、素材はシルク素材がおすすめです。薄くても保温効果が高く、放湿効果があるので蒸れにくいです。

さらに高い吸水性があるので、夏場もすっきり切ることができますし、やわらかい肌ざわりなので肌の摩擦も少なく済みます。動物性アレルギーがある場合はコットン100%などで探してみましょう。

・30分以内の半身浴

長風呂は妊婦にとって負担になるので、長くても30分以内で38℃程度のぬるま湯での半身浴がおすすめです。

湯がぬるいと感じる時や発汗作用を上げるなら、湯船に塩を入れてみる方法もあります。バスソルトなどを入れると気分転換にもなります。

・適度な運動

運動不足も、血行不良や新陳代謝不良、妊娠線に繋がります。長時間のウォーキングなどは厳禁ですが、マタニティヨガやストレッチ、適度な筋トレなどを取り入れて見ましょう。筋肉でのポンプ効果で血行促進や代謝向上が期待できます。

保護・痒み対策

・アレルゲンになる動物性たんぱく質を減らす

牛肉や豚肉などの動物性たんぱく質は、消化に時間がかかります。過剰に摂取すると分解が間に合わずに、アレルゲン化しポリペプチドが生成されます。

痒みや湿疹などの症状が悪化するので、食事に気をつけながら分解酵素サプリなどを取り入れるのがおすすめです。

・よもぎローション

痒みの対策に効果的なのが、よもぎです。抗菌性があり、抗炎症作用・鎮痛作用も兼ね備えているので、痒み対策に取り入れましょう。

掻いてしまった傷や摩擦箇所の抗菌・抗炎症で傷の治癒を早め、抗炎症効果・鎮痛効果で痒みを抑える効果があります。

・ガードルや手袋

夜中など無意識で掻きむしってしまうのを防ぐのに、ガードルなどで覆う方法があります。

蒸れにくく吸湿・放湿性の高い素材のものを選んで締めつけすぎないようなガードルを選びましょう。

また、手袋で爪が肌に触れないようにすることもできます。

激しい痒みは妊娠線の初期症状じゃないこともある

妊娠線の兆候としての痒みについて解説してきましたが、夜も寝られないほどの激しい痒み、胸から腹など広範囲に広がる発疹と赤み、水膨れなどが起きる症状は妊娠性掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)やPUPPPの恐れがあります。

赤ちゃんを異物と認識した免疫細胞が皮膚表面に痒みや発疹などを出すため、妊娠後は痒みもなく完治するケースがほとんどです。

ただし、発症すると2人目の出産など次の出産時にも起こりやすくなります。発症した場合は、妊娠線の痒み対処などを取り入れつつ、皮膚科や産婦人科に相談するようにしましょう。